観音様

仏法遥かに非ず、
心中にして即ち近し弘法大師空海

「あの人は仏さんのような人だ」
と言います。
いいえ、仏そのものなのです。
仏様や仏様の教えは
私自身の心の中におられるのです。
仏様はなぜ合掌するのでしょうか。
「あなた自身の心の中に仏様がおられますよ。
早くその尊い心に気づいてください」と
私たちに手を合わせて祈っておられるのです。

観音様はどんな仏様

観音様はどんな仏様

もし無量百千万億の衆生があって、もろもろの苦悩を受けるに、是の観世音菩薩を聞き一応に名を称ふれば、観世音菩薩即時に其の音声を観じて皆解脱を得しむ

出典:観音経

一心に観音の名を称えれば、色々な姿に変わって、どんな私たちの悩み苦しみも見逃すことなく救ってくださるという意味です。
ですから、観音様に願いをかければ、何でもかなえてくれるのです。

観音様の教え

観音様の教え

“慈悲の心”をもちなさい
”慈”は、私たちをとりまく自然のすべて、鳥や魚、みんな同じ空気を吸い、同じ水を飲む仲間たちだと実感することです。
”悲”はうめき・痛み、友の痛みやうめきを、自分のものとして受け取る心、人の苦しみを自分の苦しみとして受け取る心です。

観音様はあなた自身

観音様はあなた自身

“慈悲の心”をもって、人間らしい道を生きていきなさいというのが観音様の教えです。
観音様は、あなたがいま、そこにいるように、会いたいと思えばすぐ会えるように、私たちのすぐ身近に、私たち自身のなかに、さまざまな姿形をして、私たちとともにいらっしゃるのです。